せきをしてもひつじ

BLお気持ち感想文

二つの人生が交わり、世界が変わる「オレとあたしと新世界1(古宇田エン)」

 

オレとあたしと新世界1 (enigmaコミックス)

オレとあたしと新世界1 (enigmaコミックス)

 

攻:マコト / 小林誠(表紙左茶髪) // 土木作業員・ノンケ

受:しのぶ(表紙右黒髪) // ゲイバー店員・オネエ

あらすじ:

しのぶが店子をやっているゲイバーに、同僚につれられてやってきたマコト。どう見ても外国人にしか見えないその風貌に興味を抱いたしのぶだが、オネエとノンケではそもそも恋が始まるきっかけすら見えなかった。そんなある日、マコトが店に血まみれであらわれて…!?*1

表題作:オレとあたしと新世界1

その他の収録作品:描きおろし四コマ4P+描きおろしイラスト2P(カバー裏)

 

作品傾向:コメディ/ほのぼの/シリアス // ゲイバー/事故/体格差/ガテン系

絵:★★★★★

構成:★★★★★

ストーリー:★★★★★

キャラクター:★★★★★

スケベ:☆☆☆☆☆(濡れ場なし)


合計:★★★★☆*2

 

 

 普段どちらかといえば「なにも考えずに読み進められ」、「一巻で完結する」、「なるべくスケベな」BL漫画を好んで読むのだけれど、この「オレとあたしと新世界1」はその対極にある作品だった。

 表紙の絵の美しさに一目惚れし、設定を読むとガテン系の男とオネエの話だと書かれていたので即購入。洋画沼*3で見かけるようなリアル寄りというか描き込みの細かいタッチの絵が好きで、表紙だけではなく中身の描き方もすごく好きだった。そのうえ主役二人の心理描写やキャラクター描写も丁寧で、コメディとほのぼの・切なさがバランスよく散りばめられていてとても読みやすい。読み終わったあとには、まるで一本の映画を観ていたかのような気持ちになった。

 この先はストーリーのネタバレを含みます。

*1:アマゾン内容紹介

*2:これは専門知識に基づくものではなく完全に私の好みによるポイントです。

*3:外国映画を愛するオタクが生息する広くて深い場所。

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夢見るひつじとボーイズラブ

 私が初めてボーイズラブと出会ったのは個人サイトの二次創作小説だった。随分昔のことなので記憶は曖昧だけれど、よくある話で、イラスト系個人サイトのリンク先を巡っているときに出会ったのだと思う。ちなみに同じ方法で夢小説の存在も知り、もう十年以上夢とBLの二足の草鞋で楽しいオタク生活を送っている。もうサイト名も覚えていないしブックマークにも残っていないけれど、こんなに楽しい世界があると教えてくれたあの球技の王子様サイトには感謝してもしきれない。

 そんな私が商業BL、いわゆる「商業出版されているボーイスラブ作品」を読み始めたのが2015年。しばらく女主夢を書くことに夢中だったのだけれど、チャリに乗り始めたのと同時に再びBL筋を働かせることになった。しばらく活動していなかったのにも関わらず私のBL筋はとても元気で、TLを流れ行く神々の作品だけでは満足せず、二次創作ではないBLまでをも求め始めた。

 それまでもほんのりとだが商業BLの存在は知っていた。しかし実家では自分専用の本棚を持たず、自分の根城では物理的に本を手に入れることが難しい私にとって、商業BLに手を出すのは少しハードルが高かった。*1

 そんなとき出会ったのが電子書籍で、その悪いアソビと出会ってしまったことで私の世界は一変した。最初に感じたのは、こんなにたくさん本があるのかという驚き。しかも毎日のように新刊が出る。

 ワンタッチで買えてしまう電子書籍の手軽さに溺れる自分を戒めるため、読んだ記録をつけていこうとこのブログを立ち上げたのが数年前のこと。それから放置したままになっていたので、改めてBLに対するお気持ち感想文置き場として。そして自分の好みの傾向を精査するための備忘録として、書いていきたいと思う。もしこれを読んでくれる人がいて、オススメの作品があるなら是非教えてください。

 

 ちなみにBLは主に漫画を好んで読んでいて、作者買いしているのは:

 好きな傾向は:

  • 女装攻め(着衣)
  • 体格差・もしくは両者ともガタイがいい
  • ケツで抱く受け・ビッチ受け
  • 年下攻め・おじさん受け
  • 人外

 

 

*1:家族にオタク趣味を隠しているわけではないのだけれど、過激なイラストやタイトルが多い商業BLを私が幼少期読んでいた児童書などが残る本棚に並べる勇気はなかった。